自分改造ブログ

社内IT部門(情報システム部門)担当、日々の悩みや葛藤 その中で、本に書いていることの0.2%だけ実践して成長しよう

人工知能(AI)について気になったので調べてみた。(まずはAIの歴史から)

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最近新聞でもテレビでも人口知能(AI)に関する話題が絶えない。
ブームが到来した感じです。
車の自動運転などの記事や、Googleさんの碁(アルファゴ)が、世界チャンピオンに勝ったとか、
猫を認識できたとか、そんなニュースが話題になったのをご存知の人は多いのではないでしょうか。
この世界のことあんまり縁がなかったから結構調べてみたので、順番に記事にしてみようと思います。

人工知能って今はじめてブームになったというわけではなく、過去に2度ほどブームがきたようです。
現在のブームは第3次AIブームということで、3回目のブーム。
ただし、今までの過去2回のブームと今回のブームはちょっと違うようです。
まずは過去2つのAI(人工知能)の歴史について簡単にまとめてみました。

第1次AIブーム

第1次AIブームは推論・探索の時代

時期は、だいたい1956年~1960年の間

中心的な役割を果たしたのが「推論」や「探索」の研究である。
処理としては探索と近い。

イメージでいうとこんな感じの処理をコンピュータにさせたというイメージ。

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ところが、当時のコンピュータでは、そもそも組み合わせの計算結果が膨大すぎてCPUの能力不足となり、
複雑な現実の問題は解けないことでブームが去ったそうです。

第2次AIブーム

第2次AIブームは知識の時代
だいたい、1980年~1995年の間。

ざっとまとめると、「知識を入れることによりAIが賢くなり産業界で活躍」

結論からいうと、当時の環境においては、知識の管理や記述量が膨大になり再びブームが去る。
という結果がまっていました。

第2次AIブームにおける「知識」を使った人工知能の大本命は「エキスパートシステム」。
どういうことかというと、ある専門分野の知識を取り込み、推論を行うことで、
その分野のエキスパート(専門家)のように振る舞うプログラムのことです。

1980年代には、米国の大企業(フォーチュン1000)の3分の2が何らかの形で日常業務に人工知能を使っているとされたとのこと。
例えば、住宅ローンのエキスパートシステムでは、ローンを組めるかどうかの判断を自動化し、従業員のコストを削減したそうです。

うまくいく例もあったが、問題もあったようです。
以下はある本からの抜粋です。

「知識の数が増えて、ルールの数が数千、数万となると、お互いに矛盾していたり、一貫していなかったりするので、知識を適切に維持管理する必要が出てくることもわかった。
さらに、高度な専門知識が必要な限定された分野ではよくても、より広い範囲の知識を扱おうとすると、とたんに知識を記述するのが難しくなった。
たとえば、何となくお腹が痛いとか、胃のあたりがムカムカするといった「あいまいな症状」について診断を下すことは、コンピュータにとって難易度が高い。「お腹」とは何か、「痛い」というのはどんな痛みか、「胃のあたり」とは具体的にどの部分か、「ムカムカする」とはどんな状態か、きちんと定義しておく必要があるからだ。この常識的なことを定義することが思いかけず難的であった。」

 

ということで、処理そのものというより、情報の量に関する処理が現実的でない時代であったという解釈をしています。

 

コンピュータの世界は1年違えばぜんぜん処理能力が違います。
1995年といえば、Windows95が発売されたあたり。
当時あれはあれで画期的ではあったのですが、膨大な量とロジックの処理をするにはまだまだ能力不足。
クラウドもないし、データを保存できるディスクの容量も今と比べるとものすごく小さい。
そんなわけで、一般的になるのはハードルがかなり高かったんだと思います。


たぶんですが、今はやっているIBMのワトソン、実際のところはこの第2次AIの延長に近いというイメージがあります。